ご本尊(ほんぞん)は信仰の中心となる仏様のことで、

お寺では本堂正面の壇上にご安置されています。

 

本当はご縁のあるお寺へ毎日お参りいただくことが好ましいのでしょうが、それは大変です。

 

ですからお寺の本堂を小さくし、

いつでもお参りできるようにと考案されたのが自宅用のお仏壇です。

 

お仏壇は、須弥壇といわれる壇が内部に設けられていて、

その最上段の中央にご本尊様を安置できるようになっています。

 

 

仏壇に本尊は必要?

お仏壇をお寺の本堂の縮小版と考えれば、

自宅のお仏壇にもご本尊がある方がしっくりくるのではないでしょうか。

 

本尊のないお寺へお参りするよりも、

本尊がきちんと安座しておられるお寺の方がありがたみがありますよね。

 

ですから亡き人の御霊をきちんと供養していきたいと思われるなら、自宅のお仏壇にもご本尊があった方が良いと思います。

 

 

仏壇内に本尊がない、またはこれからお仏壇の購入を予定しているという方は、

ご本尊の購入を検討してみられてはいかがでしょう。

 

本尊様も色々

一口にご本尊様といっても、宗派によって本尊様は異なります。

また、仏像彫刻や掛け軸タイプなど種類は様々です。

 

宗派の確認はもちろん、お仏壇の大きさ、奥行きなどを測ってちょうど良い仏様を選ぶようにしましょう。

 

開眼法要ってなに?

ご本尊をお迎えされると、まず開眼(かいげん)を行います。

ご本尊に魂をお入れする儀式です。

 

仏前でお坊さんに拝んでもらうことで、本尊様に魂が入り、故人様やご家族様をいつも見守ってくださる仏様となられます。

 

開眼法要はそれのみで行うこともありますが、法事などに合わせて行うこともできます。

 

法事などを申し込まれる際、ご本尊を新しく迎えた旨を事前にお寺さんにお伝え頂くと、開眼をしていただけると思います。

 

開眼に必要なもの、当日用意しておくものなどを事前に伺っておきましょう。

 

ありがたい仏様

開眼によって魂の入れられた本尊様は心の声をお聞きになられます。

 

気持ちの表面的な部分ではなく、

もっともっとずっと深い、

心の深層にある本質的な声を聞かれるのです。

 

そしてこれから先、ご家族が楽なときも苦しいときも、ずっと見守ってくださるありがたい仏様となられます。

 

仏さまを大切にする暮らし

ご家族としては、仏法僧の三宝に帰依することが大切となってきます。

 

仏さまと、

仏さまの教えと、

仏さまを信じている方、

 

この三つを宝物のように大切にしてゆくことが、日頃に必要な心がけとなってきます。

 

その思いさえあれば自然に行動できるようになってきます。

 

たとえば、一日の始まりと終わりに、ご本尊への礼拝をすすんで行うことができるでしょう。

 

仏壇の掃除や供物をお飾りしたり、

ときにはお経を唱えることだって出来るかもしれません。

 

仏さまを大切しようという思いをもとに行動し、継続していくことで、

仏さまと心が感応道交し、

慈しみのお徳をいただく関係が出来あがってきます。

 

ゆえに仏様のお世話をすることは、功徳の高い行いといえるでしょう。

 

仏壇のお参り方法

お仏壇の前に座り、

姿勢をただします。

 

お仏壇を仰ぎ見ると、ご本尊様と自分が1本の線でつながるはずです。

 

その時、お徳を拝受する仏の糸が結ばれます。

 

一呼吸おいてからローソクに火をつけ線香を手に取ります。

 

線香の本数は宗派によって決められている場合もありますが、

 

1本、迷わずに

2本、仏様と故人のため

3本、仏法僧の三宝に帰依す

 

どの本数にするかはその方の想いによりお決めいただいていいものと思います。

 

大切なのは心です。

心を整えるために、線香はまっすぐお立てするようにします。

 

リンを二回ならします。

 

そして合掌をします。

 

仏様と心をひとつにそろえるように意識されると、胸の前あたりで手のひらが自然にそろうと思います。

 

その際、心を仏様の波長とそろえるために心を真っ白に保ちます。

何も考えない、無の境地です。

 

お願い事や伝えたいことなど、色々とおありと思いますがその時だけは少し辛抱してください。

余計なことは何も考えなくて大丈夫です。

 

リンの音が鳴り終わるころまで無の状態を維持してみましょう。

 

そして合掌を解きます。

 

 

 

このような供養を通してご本尊様を大切にすることで、信心の深みが増し、

即心是仏という、とんでもないところまで到達できる道が徐々に見えてきます。

 

ご家族の安心にもつながるはずです。

よろしければぜひ、お試しください。