午後から雨模様

東京は午後になり雨が降り始めました。

全国的に今日から秋の空気に包まれて気温も下がるようですので、お風邪などにお気を付け下さい。

 

行事で雨は嫌

法事などの行事を行われるときに、天候は気になりますよね。

行事の日が近付いてくると週間天気予報を毎日確認して、予報が変わる度に一喜一憂する…という経験、きっとお有りではないでしょうか。

 

雨の日の法事は辛い

法事の日に雨が降ると縁起が悪く感じる方が多いようです。

雨は故人の心を表しているようで、寂しい気分になります。

 

それに足下は悪いですし、墓前での法事は傘をさした状態で行わなければいけません。

 

雨天中止、雨天延期ということも法事の場合は基本的に出来ませんので、

辛い時間を耐える、まさに修行のような時間となってしまいます。

 

 

清めの雨

私がお寺で修行中に学んだのは「清めの雨」という言葉です。

 

その年、修行している寺で大きな行事がありました。全国からたくさんの方が集まられて行う、数年に一度の大規模法要です。

 

その当日、天気はなんと「雨」。

何で雨なんだぁ…と、寺の関係者はみな肩を落としていました。

 

ところが、住職が法要開始のあいさつをされる時、こんな言葉で始まったのです。

 

「雨で洗われた当寺へようこそ。清めの雨によって皆さまのお心もより清らかになられることでしょう。

とても縁起が良い日に行うことが出来て、当寺の者はみな喜んでおります。」

 

 

禅の教え

晴れの日は晴れを、雨の日は雨を。

まさに禅寺の教えだと思います。

 

そして、雨水は身も心も清めてくれる縁起のいいものでもあります。

 

もちろん雨が降らなければ人間などの生命は生きることが出来ないということも忘れてはいけません。

 

雨の日は縁起が良い

それ以来、法事などの当日に雨が降ってしまうこともありますが、

私はその度にこの「清めの雨」という言葉を思い出して法要を行うようにしています。

 

もし法事などの日に雨が降ったとき、清めの雨として前向きに捉えていただけたら、

気持ちも少しおだやかでいられるかもしれません。