自宅での法事について

法事の会場は出席人数、法要内容、季節などを考慮し決定します。

 

自宅も候補の一つです。

自宅で法事のメリットは、天候に左右されない、式場費が掛からない、気楽などありますが、

中でも、故人が自宅が好きだったから、思い出が詰まっている、入院中ずっと家に帰りたいと言っていたからなど、自宅に思い入れのある方が多く選ばれてるようです。

 

法要場所を決める

ご自宅で法事を行う際は、お仏壇の前、またはご遺骨などが置いてある後飾り壇の前などで行います。

仏間のある日本家屋などでは床の間などに別に祭壇を組む場合もあります。

 

実家では事情により行えないので、位牌や仏具などを自宅へ持ち運び、

リビングにミニテーブルなどで簡易祭壇をこしらえて行われるという方もおられます。

 

供物、返礼品の準備

お仏壇へのお供えものは、くだもの、お菓子、故人の好物などです。

霊膳を供える場合は肉や魚をさけて精進料理を基本に盛り付けをします。

 

仏花を用意します。ささやかでも生き生きとしたお花を選びます。中には豪華なお花や洋花を華やかに飾られるお宅もあります。

 

出席者をもてなすお茶菓子を用意します。出席者分と僧侶用を用意します。

 

返礼品を事前に手配します。基本は1世帯一つです。返礼品は法事の食事を終えた最後に渡します。

 

会食を決めます。法事の会食をお斎(おとき)とも言いますが、

自宅で仕出しをとるのか、または料亭などへ移動するのかを決定します。人数分を予約し日時を伝えます。

 

お布施袋を用意し現金を入れておきます。名前と金額なども記入します。

 

その他必要なものをご確認下さい。

 

掃除

法事の前日に会場となる部屋や出席者の待機場所となる部屋などを掃除します。

掃除機がけやふき掃除などを行い、散らかっているものがあれば整理します。

見られたくないものがあれば片付けます。

 

トイレやキッチン、玄関も綺麗にしておきます。

玄関先や庭、門扉などの外回りも訪問者になったつもりで確認しましょう。

 

仏壇をととのえる

仏壇は故人の居場所であり皆様が拝む場所なのできれいに整えるようにします。

仏壇内のホコリを払います。故人の位牌と写真を見えるように安置します。

 

ローソクを新しいものに変えます。消耗した際のために予備のローソクをすぐに取り出せる位置に用意しておきます。

ライターまたはマッチを用意しておきます。

 

果物とお菓子、故人の好物、浄水、霊膳などを供えます。

お花を飾ります。

 

お線香立てが汚れていれば、表面をきれいにならします。

 

お線香の入った筒を手に取りやすい位置へ移動し、線香を補充しておきます。

 

リンと打ち鳴らす棒を使いやすい位置に置きます。

 

仏壇の前に座布団(または椅子など)を置きます。

 

参列者が座るための座布団やイスなどを想定して準備します。

 

供物など頂戴物をしたらお盆などにのせて仏前へ供えます。お盆の有無を調べておきましょう。

 

当日の流れ

30~60分前を目安に集まるようにします。

開式前に僧侶が自宅へ到着します。

控室や着替えのための場所があればそちらへ案内します。

お茶やお菓子を出してもてなします。

 

開式時間が近づけば参列者はそれぞれ座ります。

施主と家族は僧侶のすぐ後ろなどに座ります。

 

僧侶が仏壇前に座ると、施主が開始の挨拶を参列者へ向けて行うと丁寧です。

 

読経中は正座が丁寧ですが、お足の悪い方や苦手な方は安座で楽にして座ります。

 

法要中に焼香(または線香を立てる)を行います。僧侶からの案内をきいて、施主から順番に行います。

読経の後にお坊さんからのお話しを聴きます。

 

合掌礼拝をして閉式となります。

僧侶が退室します。

 

僧侶にお茶菓子を出し、用意しておいたお布施を渡します。お布施はお盆などにのせて渡すと丁寧です。合わせてお礼の言葉を丁重に伝えます。

 

その後の会食があれば、施主は参加者に同席をお願いします。

墓参りをどうするかも事前に考えておきます。自宅から墓地が離れていれば施主や身内だけで済ませます。

 

会食の会場への移動手段も考慮し、スムーズに事が運ぶように心がけるとよいと思います。

位牌、写真、返礼品など必要なものを会食の会場へ忘れずに持参します。

 

会食中は思い出話や近況報告などをそれぞれ行い、1~2時間程度で終えるようにします。

最後に用意しておいた返礼品を参加者に渡します。散会となります。