故人が亡くなられた日を命日(めいにち)と言います。

たとえば、3月27日に亡くなられた方は、3月27日が命日です。

 

仏式で故人を弔う際は、命日が基準となることが多いので、

当然ですが、命日を憶えておくのは大切です。

 

命日は2種類ある

命日には二種類あることをご存知でしょうか。

 

年に一度の「何月何日」は、祥月命日(しょうつきめいにち)。

 

毎月やってくる「何日」の部分だけをいうときは、「月命日」(つきめいにち)です。

 

法事は祥月命日を基準にして日程を決めていきます。

墓参りや仏壇へのお参りは、月命日に合わせて行うこともあります。

 

西暦や元号も大事

それと、何年に亡くなられたのか、元号や西暦ですね。昭和○年や平成○年、令和○年、20××年などです。

 

亡くなられてから数年後、親戚などに

「お父さんは何年に亡くなられたっけ?」

などと質問されることがあります。

 

そんなとき、「えーっと、あれ何年だったかな?ちょっと待ってね、うーんと、確かあれは・・・」

などと答えるのは何だか恥ずかしいではありませんか

何年の何月何日にお亡くなりになられたのか、位牌などに命日は書いてあります。

うろ覚えという方は確認してみましょう。

 

命日はなぜ大事?

命日は故人の命が終焉した日ですね。

大切な人を亡くした日でもあります。

そう思うと、とても悲しい日なのですが、

仏教ではそうではなくて、仏さまの命を新しくいただいた日と考えます。

 

故人は天寿を生ききって、命をお返しされました。

雨水が川を通って海へ帰るように

仏さまの命をお受け取りになられたのです。

 

仏さまの命は永遠です。限りはありません。

 

ともすれば、見方によっては命日は新たな誕生日ととらえることもできますね。

 

人が生まれた誕生日は特別な日でしょう。

ケーキを食べて、プレゼントをもらって、

みんなから祝福してもらえます。

 

同じように命日は、故人が仏さまの命を授かられた特別な日なのです。

 

お墓参りをして、実際に会いに出かけたり、仏壇に線香をあげたり。

こちらから祈りをささげる日なのです。

 

息を引き取った日

命日を迎えると、色々なことを思い出して心が苦しくなることもあります。

憂鬱に感じて気分が落ち込んでしまうこともあるでしょう。

 

無理に泣くのを我慢したり、気丈にふるまうこともありません。

感情はそのまま受けとめましょう。

 

仏前などで合掌をすると少し気持ちが落ち着くかもしれません。

深呼吸をして、仏さまを仰ぎ見てみてましょう。

 

変わらぬお姿が思い出されると思います。

 

 

故人が生きたくても生きられなかった未来を今生きています。

 

心の奥にしまっている悲しい思い出。

 

「ありがとう。また会おうね。」

 

心静かに受けとめて、

 

故人の分までしっかり生きていこうと、

再確認をしましょう。

 

 

命日は故人にとっても、家族にとっても、特別な日です。

お仏壇へお線香をお上げしましょう。