近年はペットの供養を希望される方が増えています。

ペットを家族の一員として同じ部屋の中で過ごし、まるで自分の子供のように可愛がる方も多いでしょう。

しかし、ペットの寿命は人間よりも短いことが多く、そのほとんどは飼い主よりも先に命のいとなみを終えてしまいます。

 

ペットと死別したご家族の悲しみは子供を亡くした親と一緒です。

泣いてばかりいて仕事や勉強に手が付かず、鬱のような症状になるという方もおられます。

 

もしあなたがそのようなペットロスでお悩みであれば、亡きペットを人間と同じように供養して差し上げてみられてはいかがでしょう。

 

ペットも成仏できる

ペットの心は純朴で、仏さまに近い性質を生まれた時から持ち合わせています。

私たちがきちんと供養をすれば、仏さまのお導きによってたちまち成仏をされることでしょう。

そのためには、正しい方法で供養を行うことが大切です。

 

ペット供養の方法

テーブルを用意する

まず、あなたのお部屋に霊位を迎えて祈りをささげる場を作ります。

小さめのテーブルやチェストなどの上にペットのお写真を一枚お飾りください。小さめのもので大丈夫です。

もしご遺骨やお位牌、手元供養品があれば一緒に飾ります。

ペット用のお仏壇をお持ちでしたらご用意は不要です。

 

ペットフードとお水を供える

ペットフードなどの食べ物をお皿などに入れてお写真の手前にお供えください。

ペットフードに限らず生前にペットがお好きでいらした物であれば何でも結構です。

お菓子やジュース、それにお気に入りのおもちゃやぬいぐるみ等を脇にお供えいただいても良いでしょう。

 

お花を供える

可能であればお花を供えます。

和花、洋花どちらでも構いません。お好みでお飾りください。

お供えする場所はお写真にむかって左側です。花瓶が2つなら左右にお供えします。

華美絢爛である必要はありませんから、ささやかでも生き生きとしたお花を手向けます。

 

手を合わせる

もし用意があればお線香を手向け、姿勢を正し、呼吸をととのえて、手を合わせます。

そのまま合掌をしながら低い声でゆっくりと三度お唱えください。

 

「南無釈迦牟尼仏」(なむしゃかむにぶつ)
「南無釈迦牟尼仏」(なむしゃかむにぶつ)
「南無釈迦牟尼仏」(なむしゃかむにぶつ)

 

読み終えた後は合掌のまま礼拝をします。

 

これはお仏壇にお参りをする際のお作法の一つです。

この一連の作法を無心で行うことで、ペットの霊位に供養のまことが届き、こころが少し安まると思います。

 

命日は誕生日

仏教では「命日」を誕生日ととらえることがあります。

なぜならば、その方が仏さまとして生まれ変わった日だからです。

 

それはペットも同じです。せいいっぱい現世を生きて、縁によってこの世を去りました。

命日は亡くなったペットにとって特別な日です。

 

上記のお供え品などは月命日などの特別な日に合わせてご用意されてもいいと思います。 いずれも習慣化することが大切ですから、ご無理のない範囲でご供養なさってみてください。

 

ペットの法要

ペット供養の法要の種類は、私たち人間が亡くなったときに行われる法要と一緒です。

お葬式に始まり、初七日法要から四十九日法要、一周忌、三回忌とご法事が続きます。

猫のお葬式

これは亡き霊位が安らかに成仏できるよう身内が集い、

お坊さんを中心に読経供養を行う「追善供養」(ついぜんくよう)といわれる仏教儀式です。

 

私たちがペットの霊を成仏させるためには、この「追善供養」をまごころによって勤めることも大切となると思います。

ペットに対して、きちんとしたお葬式をしてあげられなかった方は、ご法事からでも試してみられてはいかがでしょう。

 

犬の十戒

① 私の一生はだいたい10年から15年。あなたと離れるのが一番つらいことです。私と暮らし始める前に、どうか別れのことを考えておいてください。

 

② あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。

 

③ 私を信頼して欲しい、それが私の幸せだから。

 

④ 私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで欲しい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないから。

 

⑤ 私にちゃんと話しかけてください。あなたの話している言葉の意味はわからなくても、話しかけてくれるあなたの声はよくわかるのです。

 

⑥ あなたが私にどんなふうにしてくれたか、私はそれを絶対に忘れません。

 

⑦ 私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めていることを。

 

⑧ 私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか考えて欲しい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それか、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれないと。

 

⑨ 私が年を取っても、私の世話をして欲しい。あなたもまた同じように年を取るのだから。

 

⑩ 最後のその時まで一緒にいて欲しい。「かわいそうで見ていられない」なんて言わないで。あなたが隣にいてくれることが私を幸せにするのだから。忘れないで下さい、私はあなたを愛しています。

 

 

幸せとは何かを教えてくれた尊い生命に、感謝のお心でご供養をして差し上げて下さい。

 

ペット供養におすすめのお経
  • 般若心経
  • 観音経 など

 

ペットの法要を行うおすすめの日
  • ペットの祥月命日(年に一度やってくる命日)
  • 春のお彼岸
  • 秋のお彼岸 など