火葬式
朝晩冷え込む季節になりました。
寝る前と朝方では気温差がありますので、風邪などひかれないようにご注意下さい。
さて、本日は火葬式というお葬式のご依頼が一件入っております。
火葬式は直葬ともよばれるスタイルのお葬式で、火葬場のみで執り行われます。
火葬式とは
通夜式、葬儀告別式などの儀式を省き、直接火葬場へ直行します。
火葬場につくとご遺体の入るお棺を火葬炉に納め、読経します。
皆さまご焼香して頂き、終われば控え室へ移動します。
火葬後に収骨をして、遺骨を骨つぼへお入れして終了、という流れです。
コロナ禍は増加傾向
数年前までは火葬式は何か訳ありの場合にのみ選ばれるという印象でしたが、
コロナ禍になり、3密を避けるのに最適な葬儀スタイルということで、一気に依頼件数が増えました。
読経は5分程度
僧侶としましては、火葬炉前での読経はどうしても短時間でのお勤めとなるため、
本来もうちょっとお経を差し上げて亡き方をご供養したいなという気持ちがあります。
ですが炉前で何十分も読経するわけにもいかないので、せめて最期のお経を故人のもとへ、という思いで行っております。
火葬場にもよりますが、東京都心の斎場などでは、実際のお経の時間は5分程度でしょうか。
他の利用者様もいらっしゃるので短時間でのお勤めとなってしまいます。
不安のないお葬式
それでもここにきてコロナ感染者数が劇的に減り、緊急事態宣言も解除されましたので、
大切な人を亡くされたお宅が、お葬式を何の不安もなく行えるような世の中が戻ってくることを切望しております。
